幸せを呼ぶ開運食「秋の果物」

縄文時代の遺跡から、柿の種が発見された事で、柿の原産地は日本ではないかと言われていますが、弥生時代頃、中国から伝わったという説が有力であると言われています。

最初は、今ある甘い柿ではなく、渋柿でした。

当時は主に、祭祀用に使われ、食用としては干して、干し柿として食べていました。

干し柿は、生の柿より栄養価が高くなります。

実の部分だけでなく、ヘタの部分は「柿帯」(してい)、表面の白い粉のようなものは「柿霜」(しそう)、青くて渋い柿をすりつぶして作る液は「柿漆」(ししつ)として生薬に使われています。

 

鎌倉時代、王禅寺(現在の禅寺丸)で、突然変異によって甘柿ができたと伝えられています。

16世紀頃、日本から欧米に「Diospyros kaki」と伝えられました。これは「神からの贈り物」「聖なる果実」というような意味です。

そのため「kaki」だけでも通じることがあるようです。
 

柿の縁起

 

柿は「嘉来」(かき)に通じ、喜びや幸せが来る、または幸福をかき集めるとして縁起物とされてきました。

また、柿の木は樹齢が長いことから、長寿の木と言われ、実は干すとシワがより、長生きの老人にみたてて長寿を願う縁起物でもあります。

柿の縁起物で有名なエピソードがあります。

関ヶ原の戦いの時、美濃の住職が干し柿を徳川家康に献上しました。

家康は「大柿(大垣城)が手に入ったぞ!」と喜んだと言います。
 

柿の栄養

 

昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるように、とても栄養価の高い果物です。

ビタミン、ミネラル、タンニン、カロテンなどが豊富に含まれています。

温州みかんに多く含まれていることで有名な「β-クリプトキサンチン」も柿に多く含まれていて、美肌作りや美白、シミやシワを防止するアンチエイジングに良いと注目されています。

他にも、柿の若葉に含まれている「アストラガリン」というポリフェノールの一種である成分は、アレルギーを抑える効果があるとしても注目されています。

柿には、アルコールを分解する働きがある「アルコールデヒドロゲナーゼ」(アルコール脱水素)という酵素が多く含まれているので、二日酔いの時に食べると良いと言われています。

ただし、二日酔いに効果があるのは、木になった状態で熟したものに限り、アルコール脱渋などの追熟されたものは、アルコールデヒドロゲナーゼ(アルコール脱水素)酵素が壊されているので、効果はあまり期待できません。

柿は料理にもよく使われます。

柿と大根を甘酢に漬けた「柿と大根のなます」や「柿の白和え」などが定番です。

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